平成24年 記念行事のお知らせ
平成24年は、濃尾地震(1891年10月28日)が発生して121年目にあたります。マグニチュード8を記録した最大級の内陸地震が東海地方を襲い、犠牲者も7,000人に及びました。当時の仏教界、政治の世界で活躍していた天野若円が義援金を募り、犠牲者を供養する御堂(紀念堂)を建立したのは、震災2年後の明治26年でした。その後、現在に至るまで天野家個人を中心に、この御堂を支え続け、祥月命日はもとより月命日にも欠かすことなく供養がされてきました。また、一昨年・昨年には10月28日に展示や講演会を行いましたが、本年も下記の通り記念事業を開催いたします。
第Ⅰ部では例年通りの祥月命日の供養を行います。昨年3月の東日本大震災の犠牲者は2万人に近くと濃尾震災の5年後に発生した明治三陸地震の犠牲者2万2000人に相当する国内最大級の災害となりました。第Ⅱ部において、東日本大震災の犠牲者を悼み、このような被害を繰り返さないことを願いつつ、岐阜大学理事の杉戸教授に内陸地震の危険性について、名古屋大学大学院の羽賀教授には地震と紀念堂の関わりについて、講演を頂きます。
みなさまのご参加をお待ちしております。
開催日:2012年10月28日(日)
場 所:岐阜市若宮町2-10 震災紀念堂
第Ⅰ部 祥月命日法要 午前10時~
導師:飛騨市神岡町大国寺 住職 杉坂徹英
主催:宗教法人 紀念堂
第Ⅱ部 「地震の危険を再認識しよう」 午前10時30分~12時
講演:1.岐阜大学 杉戸真太 理事
「巨大化する想定地震」
<休憩10分>
2.名古屋大学大学院 羽賀祥二 教授
「濃尾地震と紀念堂」
主催:濃尾震災紀念堂保存機構
☆内閣府のご厚意で。『災害を語りつぐ』(小冊子)を 無料配布いたします。
●受 付:9時15分開始 (返信葉書ご持参の上、ご記帳をお願い致します)
●定 員:先着 90名 ●参加費:無料
●往復葉書にてお申し込みください。(締切:10月15日消印迄)
事務局 〒501-1193 岐阜市柳戸1-1
岐阜大学流域圏科学研究センター 篠田真央
□お問合せ先:濃尾震災紀念堂保存機構
代表:西村邦彰 電話番号:090-9685-2140